みやぎの明治村 ― 2013年05月13日 09:20
登米町は仙台から北東に80kmくらいいったところで、「登米高等尋常小学校校舎」 (1888年建設)、「旧登米警察署庁舎」(1889年建設)、「旧水沢県庁舎」(1872年建設)など歴史のある建築物がいろいろと残っています。歴史のある町並みと合わせ、登米町では「みやぎの明治村」という名前で観光をアピールしています。
こちらが、高等尋常小学校校舎をそのまま残した、教育資料館です。当時の教育の様子などが展示されており、なかなか楽しめました。ただ、古い建物だけあって先日の地震のダメージもかなり大きかったようで、建物の1/3くらいは修理中、見学する事ができませんでした。修理は大変かと思いますが、うまく進めてもらいたいものです。
こちらが、明治時代の警察署の建物をそのまま残した、警察資料館です。当時の取調室や留置場を復元していたり、建物の中にパトカーが展示してあったり(乗る事もできます)、復元署長室の椅子に実際に座る事ができたり、なかなかおもしろい施設でした。
こちらは、能・狂言の舞台「森舞台」です。能・狂言は日本の伝統芸能として、東京・京阪神など都会でお金持ちの文化人が観るもの、という心象がありますが(偏見かな(笑))、登米町では地元の人が集まって郷土芸能として能をずっとやり続けている、との事です。立派な舞台なのですが、演じる人の高齢化が進んでいて、現在は年一度のお祭りで演じられるのみだとか……ちょっともったいないですね。
これは、地元名物の油麩丼とはっとです。油麩とは、棒状の麸を揚げたこちらの郷土食材で、肉を使わなくてもけっこうしっかりとしたうまみを出す特徴があります。なかなかおいしいのですが、今の時代だと肉を使った方が簡単だよなあ……とも思いました(笑)
最後に、ちょっと離れたところにある温泉に入ってきました。宮城県東部にもいくつか温泉はあるのですが、湯温が低めで沸かして使っているところが多いです。この日はやや混雑していて、お湯がやや汚れ気味だったのが残念でした。
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