遼東の豕日記（ミラー）

きょうは、元同僚のOさんと、福島県南相馬市（およびその近くの町）で行われる馬のお祭り「相馬野馬追」を見に行ってきました。

福島県南相馬市とは、仙台から海沿いに南に80kmほど行ったところにある街です。「相馬野馬追」は有名なお祭りなのですが、東日本大震災以降鉄道（常磐線）が不通になっていたため見に行く事ができませんでした。2016年12月に南相馬までは復旧したため、今回行ってみる事としました。

お祭りが開かれる、という事で鉄道の混雑が予想されましたが、今回それほどでもありませんでした。鉄道復旧の話が、それほど知られていない、という事なのでしょうか。

まずは、「お行列」を見物です。３つの神社に分かれ、それぞれ騎馬武者、および神職が歩いていきます。案内によると、行列全部で馬が440頭もいるとか！　たくさんの馬を見て楽しむ事ができました。

　馬を引いてもらいながら乗る、小さな子供もいました。

続いて、祭場で行われる「甲冑競馬」と「神旗争奪戦」を見物です。観覧席には、たくさんの人が来ておりました。

「甲冑競馬」とは、甲冑（鎧）を身にまとい行われる競馬です。とても迫力があり、楽しめました。

また、「神旗争奪戦」は、花火で打ち上げられた「神旗」を多くの馬上の武者が奪い合う、というイベントです。争奪戦、というと荒々しいものを感じますが、良い場所を確保する運、風向きを予想する経験、馬で微妙な距離を移動する技術が必要であり、繊細さが重要だな、と感じました。

たくさんの甲冑武者の乗る馬を見る事ができて、とても面白かったです。来年以降も、機会があったら見に行きたいな、と思いました。ｂｖ