沼尻温泉など ― 2012年05月28日 09:43
こちらが沼尻温泉の旅館「田村屋旅館」です。日帰り入浴料800円を支払い、入浴しました。
内湯と露天のふたつがありましたが、内湯はかなり熱めになっており、露天を中心に入りました。お湯をなめるとかなり酸っぱく、なるほど酸性だな、というのはわかります。ただ、他の酸性の温泉(蔵王温泉など)と比べ、においはかなり弱めです。硫黄臭がぷーんとあるといかにも温泉って感じなのですが、温泉に詳しくない人だとお湯に浸かってもよくわからないかもしれません。ちょっと、もったいないですね。
次に、同じく土湯街道沿いにある温泉「横向温泉」に入ってきました。こちらは、新しめのホテル「マウント磐梯」、湯治専門「中の湯旅館」、日帰りお断りの「滝川屋」とありますが、私達は「中の湯温泉」に入ってきました。こちらは料金安く、300円です。
年季の入った建物の中温泉に向かうと、浴槽が2つありました。「ひとつが『マウント磐梯』の源泉、もうひとつが中の湯独自の源泉だ」と入浴していたおっちゃんが言っておりました。いずれも酸性ではなく、重曹系のおだやかな泉質です。わずかな油臭もあり、東鳴子温泉を連想させました。
続いて、赤湯温泉に行きました。「赤湯温泉」というと山形県の温泉が知られていますが、こちらの温泉も同じ名前なのです。
成分に鉄が多い温泉で、名前の通り赤い(というか茶色の)温泉です。酸性の沼尻、重曹系の横向、鉄泉の赤湯と、近い地区にあっても泉質が全然違います。鳴子みたいですね。
赤湯温泉には別途構えた露天風呂があり、内湯の料金(500円)を払えばこちらも入れます。こちらは「白湯」とあり鉄っぽいお湯ではなかったですが、広々とした中入る温泉は、なかなか爽快感がありました。
他、露天風呂が評判の「野地温泉」「新野地温泉」も入ってみたかったのですが、行ってみたところいずれも混雑が酷く、今回は断念しました。福島県は原発事故の影響で観光客が減っている、みたいな話を聞いた事がありますが、こちらの両旅館は老人のお客さんでいっぱいでした。これだけいるのなら、福島の観光業界も大丈夫なのでは……なんて思いました(笑) また機会があったら、行ってみようと思います。
帰りは、吾妻スカイラインを経由して戻ってきました。5月末だというのに、山頂付近はまだ雪がけっこう残っていて(↑の写真の下側の白っぽいのは雪です)、さすが標高が1700m近くあると違うなあ、と思った次第です。
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