津軽の温泉巡り2012年03月22日 23:30

 3月17~20日の4日間、青森県津軽方面に温泉巡りの旅行に行ってきました。行った温泉旅館・日帰り施設について、ざっと感想などを書いてみようかと思います。
温泉地図

(1)砂丘温泉 ゆめろん
(入浴料 300円)
 能代市にある温泉施設です。「砂丘温泉」という名前に惹かれて来てみたものの、砂地の上に建てられたから砂丘温泉、との事で、別に砂丘を眺めながら入浴できるわけではありませんでした。ただ、ちゃんとした流し場付きで、ガッチリ強塩泉の温泉に300円で入れるのはなかなかのものです。近くに住んでいる人にとっては、良い施設でしょう。

(2)黄金崎不老ふ死温泉(1泊2食 10,650円)
黄金崎不老ふ死温泉
 日本海に突き出た露天風呂が有名な温泉です。泉質も濃厚で、鉄で激しく茶色に濁った湯は浴感も十分です。新館の内湯では濁る前の透明感ある湯も味わえ、こだわりの人にも楽しめます。食事・サービスも充実しており、安心して人に薦められる旅館でした。

(3)浅虫温泉 道の駅ゆーさ浅虫(入浴料 350円)
ゆーさ浅虫
 青森市近くの有名な温泉地「浅虫温泉」に一度入ってみよう、という事で、浅虫温泉駅の前にある道の駅「ゆーさ浅虫」に付属している日帰り温泉に入ってきました。湯量がさほどでもないのかお湯は循環で特徴としては乏しいですが、5Fから津軽湾を眺めつつ入浴できるのは気持ち良いです。駅や国道から非常に行き易いので、旅行中に軽く寄るには適した施設だな、と思いました。

(4)掛落林温泉 あすなろ温泉旅館
(1泊2食 6,300円)
あすなろ温泉旅館
 五所川原市と弘前市の間にある温泉です。湯治向けの安価な旅館なのですが、特徴は部屋に家族風呂がある事で、外に出なくても濃厚な塩分・臭気のある温泉を楽しむ事ができるのです! 湯治系の旅館には珍しく部屋にトイレがあるので、食べ物さえ準備しておけばずっと部屋に引きこもっての湯治ライフが楽しめます(笑) できるだけひとりで濃厚な温泉を楽しみたい人は、ぜひ。

(5)新屋温泉(入浴料 350円)
新屋温泉
 弘前市から東へ向かい、東北道とぶつかるあたりにある日帰り温泉施設です。ほど良い浴感と硫黄臭を持ち、きれいな緑色の湯です。4月からは朝湯(5:30~7:30)に200円で入れるサービスが始まるそうで、地元の人がうらやましいです。

(6)湯の沢温泉郷 秋元温泉(入浴料 300円)
秋元温泉
 青森県と秋田県の県境付近にある温泉で、雪の中細い道をひーこら走ってやっと辿り着くところです。ここの湯の特徴は強烈な臭気で、硫化水素臭がキツいとこんな感じになるんだ、むーん!と思わず感心してしまいます。all aboutでも取り上げられてますが、温泉にこだわる人ならぜひ一度は訪れて欲しいところだな、と思いました。

(7)古遠部温泉(入浴料 260円)
古遠部温泉
 秋元温泉同様、青森県と秋田県の県境付近にある温泉です。ここの湯の特徴は異常にカルシウムの含有率が高い事で、浴槽その他にカルシウムがベッタリくっついて凄い事になっています。極端な湯は好みが分かれるところではありますが、こちらも温泉にこだわる人ならぜひ一度は訪れて欲しいところだな、と思いました。

(8)網張温泉 休暇村(1泊朝食 5,500円)
網張温泉休暇村
 こちらは帰路の途中、平日安価に泊まれるコースがあったので、せっかくだからと宿泊した旅館(ホテル?)です。感心したのが露天風呂で、すぐ近くにスキー場があるくらい寒い場所に立地していながら(頭に載せてたタオルが凍るくらい)、露天風呂の湯はほぼ気持ち良いくらいの温度にちゃんと調節されているのです。他、施設全体にこのようなレベルのサービスが行き届いており、安心して人に薦められるホテルだな、と思いました。

(9)嶋田鉱泉 ニュー嶋田荘
(入浴料 420円)
嶋田鉱泉
 こちらも、帰路の途中に寄った旅館です。温泉天国の東北ですが、三陸地区は残念ながら目ぼしいところがあまりなく、こちらでは鉱泉(冷たい水)を沸かして温泉としています。ただ、狭い浴槽ながら、お客さんはひっきりなしに来ているようで、地元の人にとっては大事なお湯なんだな、と感じました。熱過ぎの湯温は、ちと感心しませんが(笑)


 宮城県は日本全体で見てもトップクラスの泉質を持つ温泉地の鳴子温泉郷がありますが、これを除くとちと寂しい感が否めません。青森県はそこら中に濃厚な温泉があって、さすがだな、と改めて感心した旅行でありました。