八重山諸島への旅 ― 2012年07月18日 10:40
7月6~9日の4日間で、沖縄・八重山諸島へと旅行に行ってきました。
↑に地図を示しました。八重山諸島とは、九州からず~~~と南西に位置し、台湾のすぐ近くです。大連に出張でよく来ていたoshiokiさんより「安く行けるので、いっしょに行きませんか?」というお誘いを受け、今回の旅行となりました。
仙台空港からまず那覇空港へ移動(約3時間)、さらに別な飛行機に乗り換え約1時間で、石垣空港に到着です。石垣空港は↑の写真の通りとても小さなターミナルで、地方都市の鉄道駅並です。来年春には新空港が開業するので、それまではこれでしのぐ、という事のようです。
石垣島では、3泊4日でずっと「スーパーホテル石垣島」に宿泊しました。石垣島の宿泊施設はは1泊ウン万円の超高級ホテルから個室なしの千円台の安宿まで、ピンとキリの差が激しいのですが、今回はoshiokiさんの希望の「個室」「個別にシャワーあり」「冷房あり」という条件で比較的安い(早期予約で4,270円/1泊)、ここにしました。部屋は狭めでしたが、冷房の効きは良く快適でした。
7月7日は、石垣島近辺の離島をまわるツアーに参加しました。八重山諸島の中でも面積最大ながら山また山で自然豊富・人の少ない西表島、NHKのテレビドラマ「ちゅらさん」で舞台となった小浜島、きれいなビーチと昔ながらの建物で有名な竹富島、をそれぞれ回るコースです。
ツアーとはいっても係員がずっと案内してくれるものではなく、各島々で現地の観光業者がそれぞれ案内する、という形でした。コースにバリエーションを出すためにこういう形になる、という事なのでしょう。
西表島では、マングローブ林を船で上りました。↑の通り、川からひょろひょろ樹木が生えてる様子というのは、確かに珍しいです。
川の終点(?)では、こちらの大木「サキシマスオウノキ」が見られるようになっていました。帯のような根っこが、特徴的です。
西表島では、他に水牛車に乗って渡る「由布島」にも行きました。ここは、島全体が植物園になっています。
いかにも熱帯、といった感じの園内になっています。
砂浜もあるのですが、ちょっと歩いてみると……
浜に流されてきたペットボトルには、大連で見慣れた簡体字のものが! 中国本土からも、空き瓶が流れてくるんですねー、うーむ。
小浜島は、バスで回るだけの急ぎ足の観光でした。西表島が山また山なのに対し、小浜島は起伏のある丘が中心、といった感じでした。案内のおっちゃんは「特に何もない島です」と言ってましたが、景色的にはなかなか良いものがありそうです。ゆっくり、展望台等で景色を眺めたかったですね。
竹富島では、まず星砂浜(皆治浜)に行きました。
星の形をした砂がある、という浜です。手にとってみたら、↑の通りなるほど星の形をしておりました。かなり小さい(1mmくらい?)ので、よーく見ないとわかりませんが……
島めぐりツアーの最後は、竹富島の集落です。珊瑚の石垣に囲われた民家の立ち並ぶ風景は、雰囲気バッチリです! 水牛車に乗って集落をまわるコースもあったのですが、今回私達は歩きで回りました。暑くてちと難儀しました(笑)
続いて3日目(7月8日)、この日の午前中は「体験ダイビング」をやってきました。ダイビングすなわち海に潜るわけで、ある程度深いところに潜るのは資格が必要なのですが、浅めのところに専門の担当者つきっきりで潜る(体験ダイビング)場合、資格は必要ありません。
30分くらい、マスクの着用、呼吸法等を訓練した後に……
石垣島と竹富島の間くらいにあるダイビングポイントで、ダイビングしました。珊瑚や小さい魚が美しかったです。
潜る際に耳が痛くなる、呼吸が乱れる、身体が浮き上がってしまう等苦労しましたが、ダイビング時間(約30分間)終了間際には、それなりに動けるようにはなりました。
午後はレンタカーで石垣島本島をまわりました。↑は現在工事中の新空港です。市内にある旧空港と比べ、明らかに広々としています。
島内に何箇所かある展望台のひとつです。高所から見下ろす浜の様子がきれいでした。
石垣島のちょうどくびれたところにある展望台(玉取崎展望台)です。左側にも、わずかに海が見えるのがわかるでしょうか?
石垣島の北端、平久保崎の展望台です。こちらは、周辺に何もないところながら、人がたくさん来てました。
石垣島のマングローブです。西表みたいに船から見る、というわけにはいきませんが、これはこれでなかなか良いものです。
米原のヤエヤマヤシ群落です。林みたいにうじゃうじゃヤシが生えている様子というのは、なかなか珍しかったです。
石垣島の大観光地「川平湾」です。海底が覗けるグラスボートがたくさんあり、ダイビングをしない人ならこれで海底見物、となるところでした。
石垣島の夜は、のんべのoshiokiさんといっしょ、という事もあり、三晩いずれも居酒屋でした(笑)。ここは、元同僚のWさんに事前に強くおすすめされていた店「ひとし」です。
地元の泡盛「請福」をボトルで頼んで飲みまくりです。泡盛はくさいと言う人もいますが、私は(少なくとも「請福」は)それほどクセもなく、おいしく飲めたと思います。
沖縄名物の「ジーマミー豆腐」(落花生でつくった豆腐)です。これが濃厚な味でめっちゃうまいんです! お酒が進みまくりです。
こちらは2日目に行った居酒屋「あじ小屋」の豆腐ようです。oshiokiさんが豆腐ようを食べる様子は、ほんと幸せそうでした(笑)
こちらは3日目に行った居酒屋「錦」の刺身です。南の魚はうまみ的には北の魚ほどではないものの、独特の食感が食べていて楽しいです。
最終日は朝から沖縄本島に移動、乗り換えに4時間ほどあるので、沖縄のモノレール「ゆいレール」に全線乗車してきました。沖縄本島には以前(10年以上前?)行った事があるのですが、その頃の沖縄には鉄道がなく、乗り物好きな私としては一度乗ってみたかった、というわけです。
那覇の中心部近くで、どーんとステーキを食べてきました。このシンプルな感じがアメリカ流?
仙台にはこの日の17時頃到着、充実の旅行でした。石垣島には、新空港が完成したらまた行ってみたいものです。
仙台にはこの日の17時頃到着、充実の旅行でした。石垣島には、新空港が完成したらまた行ってみたいものです。
北東北の温泉めぐり ― 2012年07月18日 11:46
7月14~16日の3連休で、青森・秋田・岩手の北東北方面に、温泉めぐりの旅に行ってきました。
まわったところを、色●で示しました。北から順番に感想を書いてみます。
(1)●古遠部温泉(宿泊)
以前日帰りで一度来ていますが、同行のMさんの「いいお湯だったので、今度は泊まりでどうでしょう?」という話に乗って、宿泊してきました。
(1)●古遠部温泉(宿泊)
以前日帰りで一度来ていますが、同行のMさんの「いいお湯だったので、今度は泊まりでどうでしょう?」という話に乗って、宿泊してきました。
床が一面すっかり茶色くなってしまうほどの濃厚なお湯が特徴です。日帰りだと客がひっきりなしに来るため、ゆっくり落ち着いて入るとはいかないのですが、宿泊だとほぼひとりでお湯を満喫でき、じっくりと楽しむ事ができました。前回来た時より若干値上げされており、経営がちと苦しいようですが、何とか続けてもらいたいものです。
(2)●日景温泉
(2)●日景温泉
古遠部温泉のやや南にある温泉です。古遠部ほど濃厚ではありませんが、強い硫黄臭と塩味があり、なかなかの温泉でした。
(3)●後生掛温泉(宿泊)
八幡平頂上の少し西にある温泉です。基本的に硫黄泉ですが、大浴場・泡風呂・露天風呂・箱蒸し風呂・サウナ・泥湯・打たせ湯等さまざまな設備があるのが特徴でした。
(3)●後生掛温泉(宿泊)
八幡平頂上の少し西にある温泉です。基本的に硫黄泉ですが、大浴場・泡風呂・露天風呂・箱蒸し風呂・サウナ・泥湯・打たせ湯等さまざまな設備があるのが特徴でした。
泊まった湯治用の個室は、設備が布団とちゃぶ台、ハンガーだけという、ほんと湯治に特化したようなところでした。テレビもお茶入れる道具もないところというのは、今までで初めてのような気がします。
(4)●藤七温泉
(4)●藤七温泉
標高1,400mのところにある、東北一高いところにある温泉です。ここで凄いのは露天風呂で、山の斜面にいくつも浴槽があり、周囲が広々としてびっくりです! 恥ずかしがりの人は、この露天風呂には入れないかもしれません(笑) お湯も、泉質は後生掛と似ていますが、ボコボコと浴槽下から湧き出る、超新鮮なお湯を味わえるところが感動的です。同行したMさんと私で、「今回、ここが一番だったね」と言わせるだけの事はある温泉でした。ぜひ、また来たいです。
(5)●松川温泉
(5)●松川温泉
こちらは、岩風呂・露天風呂・内湯とあり、異なった雰囲気でお湯を楽しめるところがいいな、と感じました。泉質も、風呂により濁りだったり透明だったり、湯花があったりなかったりと違いが出ていたところが面白かったです。
(6)●乳頭温泉郷
(6)●乳頭温泉郷
今回まわった温泉地の中でも、比較的(?)有名な乳頭温泉郷、鶴の湯温泉・黒湯温泉・孫六温泉とまわってきました。鶴の湯温泉と黒湯温泉は比較的近い泉質ですが、
鶴の湯…古い建物で風情あり、人が多くて混雑ぎみ
黒湯…古い建物ながら丁寧に整備、人はやや少なくゆったり入れる
という違いがあり、好みでどうぞ、といった感じです。孫六温泉はさらに奥に入ったところにあり、泉質も鶴の湯・黒湯と異なり、より温泉マニア的(?)な感じのところでした。
鶴の湯…古い建物で風情あり、人が多くて混雑ぎみ
黒湯…古い建物ながら丁寧に整備、人はやや少なくゆったり入れる
という違いがあり、好みでどうぞ、といった感じです。孫六温泉はさらに奥に入ったところにあり、泉質も鶴の湯・黒湯と異なり、より温泉マニア的(?)な感じのところでした。
(7)●国見温泉
最後に、国見温泉です。
濃厚な泉質に、美しい緑色透明の湯です。ここの評判は前々から聞いていたのですが、冬季休業のためなかなか来られなかったのでした。評判通りの素晴らしいお湯で、泉質的には今回の旅行でここが一番でした。ちなみに、↑の写真は雨が強く降り出して露天風呂に(私達以外)誰もいなくなったタイミングで撮りました。雨にたたられた今回の旅行でしたが、このきれいな色を写真に撮れたのはラッキーでした。
今回まわったところはいずれも素晴らしい温泉ばかりで、充実の旅行でした。ただ、アクセス的にはいずれも大変なところばかりで、旅館の経営的には大変なんだろうな、と心配でもあります。新しい時代の温泉、というのを模索し、これからも続けていってもらえたら、と思います。
今回まわったところはいずれも素晴らしい温泉ばかりで、充実の旅行でした。ただ、アクセス的にはいずれも大変なところばかりで、旅館の経営的には大変なんだろうな、と心配でもあります。新しい時代の温泉、というのを模索し、これからも続けていってもらえたら、と思います。
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