想定外続きの福島(市内方面)旅行2012年07月30日 08:53

 先日いっしょに北東北に旅行に行ったMさんより、「またどこか、日帰りで軽く行きませんか?」というメールを頂きました。夏暑い時期に日帰りでいく旅行案として以前から出していたものに

  1. 冬季通行止めが解除された道を使い、鳴子から北上し泥湯温泉川原毛大滝に行く
  2. 以前(7年くらい前?に)行って「夏向きだ」と感じた微温湯温泉に再訪

 の2つがあったのですが、 ちょうど今週末に福島駅にSLが来る、というイベントがあったので、「今回は2の案で、ついでにSL見るのはどうでしょう?」と提案をしました。行く前は、我ながらナイスアイデア!と思っていたのですが、これが想定外連発の、とんでもない旅行となってしまったのでした……

微温湯温泉県道1
 朝8時に塩釜を出発、国道4号線をひた走り、福島市内から微温湯温泉へと向かったのですが……あれれ? 途中の道(県道)がこんな事になっていました。

微温湯温泉県道2
 脇に別な道路があり、こちらから行けるのでは?と思ったところ、

微温湯温泉県道3
 こんな看板がありました。「通行止め時間帯以外なら、通り抜けできるのでは?」と思い、この道を進んでみたのですが……

微温湯温泉県道4
 あっさり道は未舗装になり、草がぼーぼー生い茂り凸凹も酷いやばげな感じに……

微温湯温泉県道5
 さらに今度は、川を横切るというむちゃくちゃな道に……それでもMさんにお願いして進んでもらったものの、

微温湯温泉県道6
 さらにその先に進むと、道のどまんなかにでーんと存在する石! これではさすがに先に進めません。

微温湯温泉県道7
 近寄ってもう1枚撮影してみました。道のどまんなかにでっかい石が鎮座している状態を見たというのは、生まれてこのかた初めてです、驚きました。結局再び スーパー悪路を引き返す事となり、Mさんの車はどこかをこすったのか、しばらく「シャシャシャシャ……」とセミが鳴くような異音を立てて走る状態となって しまいました。帰宅寸前には音はなくなったものの、大丈夫か心配です。

 ちなみに塩釜に戻ってきてから調べたところ、こんな案内が……「『迂回路:市道』ってどこよ! 全然わからんやないの!」と怒る私なのでありました。

福島駅イベント1
 そういうわけで微温湯温泉はあきらめ、福島駅へと向かいました。とりあえず駅前の駐車場に車を止め、入場券を買い駅に入ったところ、構内では、↑写真の通りヘッドマーク類の展示、
  
福島駅イベント2
 プラレールの展示をしているものの、肝心のSL車両が見当たりません。駅員さんに尋ねたところ、「現在は車庫です、また出てくるのは15時過ぎですね」 との事。な、なんだってー!?(ちなみにこの時は13時頃) 福島駅には11時半頃着、出発が15時半頃なので、ずっとホームに止まって見られるように なっているだろう、と漠然と思っていたのですが、ふつうの列車同様、車庫に移動してしまうんだそうです! さすがに、2時間ここで待っているというわけに もいきません。微温湯温泉に続き、こちらも空振りとなってしまいました……

国見選果場1
 まあしゃーない、せっかく福島に来たんだ、今は桃が旬なので、安い桃を買って帰りましょう、選果場では安い桃が売っていたはずだ……と国見町の選果場に来てみたのですが……

国見選果場2
 直売場には人がうじゃうじゃ。1箱500円で選果に漏れた桃が買えるというのですが、なんと行列待ちをしているのです! 10組以上待っている人がい て、係のお姉さん曰く「いつ買えるかは(選果の状況次第で)わからない」との事。何十分待ちになるかわからないのでは、こちらもさすがに待っていられません。残念ながら、ここでも何もせず立ち去る事となりました。

 今回行った場所はことごとく空振り、何しに福島に来たのかさっぱりわからない旅行となってし まいました。おまけに私はちょっと腹の調子が悪く何度かトイレ休憩を頼む展開となり、いっしょに行ったMさん的には散々でしたでしょう。ほんと、申し訳な く思ってます。

蔵王キツネ村と蔵王開拓温泉・青根温泉2012年07月30日 09:06

 散々の福島市観光の帰り道、白石市にある「蔵王キツネ村」(リンク先音が出るので注意)に寄ってきました。

キツネ村1
 キツネ村なのになぜゴリラとパンダなのかは不明ですが、とにかく入口です。以前から白石方面に向かう道にある「キツネ村」の看板が気になっていたところ、niftyデイリーポータルZでここをおすすめする記事が掲載されていたので、「せっかくだから、一度行ってみようか」という話になったのです。

キツネ村2
 入場すると、鎖でつながれたキツネ、檻に入れられたキツネのいるゾーンがまずあります。
こちらには比較的人間慣れしたキツネを選んでいるのか、写真は撮り易かったです。

キツネ村3
キツネ村4
 こちらは柵の中のキツネです。別に死んでいるわけではなく、暑さでぐったりしているようです。まあ、北極から比べれば暑いわなあ……

キツネ村5
 放し飼いゾーンに入ると、ここでもぐったりしているキツネが……耳としっぽがなければ、犬みたいですねー。

キツネ村6
 放し飼いゾーン内にはキツネにエサをやるスペースがあり、そこにはキツネが集まっておりました。Mさんが100円分エサを買ってまいたのですが、「あっさりなくなってしまった」との事。伊豆沼で買った鳥のエサと比べ、だいぶ少なかったようです。まあ、肉食のキツネと草食の鳥ではエサの値段が違うのも当たり前ですが……

 Mさん曰く、

  • 犬と外観的にはかなり似ている。子狐のうちはキツネっぽさが強いが、大きくなると差が乏しい
  • ただし、犬と比べるとほとんどなつく感じがなく、「エサくれるなら来る」というドライな感じ。犬の方が自分は好き

 との事。犬と似ているのは、科まで同じだからそういうもんといえばそういうもんか……

キツネ村7
 他、ポニーやヤギ等もおりました。動物好きな人なら、一度は行ってみていいのでは、と思います。

蔵王開拓温泉1
 続いて、キツネ村近くにある「蔵王開拓温泉」に行きました。料金は大広間での休憩込みで800円でした。入浴だけのコースがないのが不満といえば不満ですが、休憩込みの値段としてはまあ相場(?)並かな、と思いました。

蔵王開拓温泉2
 なかなか良い感じの泉質(成分表によると、硫酸イオンが特に多い)ですが、先日行った北東北の温泉群が凄過ぎて、それらと比べるとちょっと物足りない感じだったような気もします(笑)。ちょっと比べる相手が悪いかな……仙台のもっと近くにあれば、お客さんいっぱい来そうなんですけどねー。遠刈田温泉よりさらに遠いのがなあ、うーん。

 温泉に入って、広間で1時間ほど休憩した後、もう一度入って帰ってきました。二度目の入浴時は17時半くらいで、終了間際で私達以外は誰もいない!チャンス!と湯船の写真が撮れました(笑)

青根温泉1
 帰りは、さらに457号線を北上し青根温泉に寄ってきました。

青根温泉2
 公衆浴場「じゃっぽの湯」は、泉質おだやか、厳しく言えば特徴乏しい湯ではありましたが、温泉入る人がマニアばかりというわけではありません。地元の人ら しき方々で賑わっている様子を見ると、これはこれでいいのだ、と感じました。私自身も、青根温泉というのはこういうものだ、というのを知ることができて、 まず満足です。

不忘の碑
 キツネ村に行く際、Mさんから「そういえば戦争中このへんにB29が墜落したんだそうで、記念の碑があるというんだけど、知ってる?」という話を振られました。んなもん知らんがな!と返答したのですが、ちょうど道路沿いにその案内がありました。
1945 年3月10日 太平洋戦争で日本に襲来した アメリカ空軍B-29が3機この山中に墜落し  その乗組員34名全員が死亡しました ひどい吹雪の夜のことでありました 今この碑を建てて 戦争のため異境の山中に果てたアメリカ空軍将兵の霊を慰め あわせて人類の永遠の平和を祈ります

 との事。こちらにその内容が詳しいですが、どういう事情で墜落したかはよくわかりませんね。ここには「操縦ミス」とありますが、3機揃って操縦ミスというのも腑に落ちないなあ……