晩秋の北海道旅行(3) 旧羽幌線をバスで旅する ― 2013年11月13日 13:12
↑は1980年頃の北海道の鉄道路線図です。黄緑に塗られた路線は「羽幌線」という名前で、1987年に赤字のため廃止となってしまいました。現在はバスのみの運行なのですが、この路線を運行しているバス会社「沿岸バス」が、1日(または2日)乗り放題の切符を販売している、という情報を得て、せっかくだからその切符を用いて観光してみる事としました。
位置関係は、北から順に
幌延町~天塩町~遠別町~初山別村~羽幌町~苫前町~小平町~留萌市(~増毛町)
となっています。この順で、見たところを紹介してみます。
(1)幌延町
幌延町~天塩町~遠別町~初山別村~羽幌町~苫前町~小平町~留萌市(~増毛町)
となっています。この順で、見たところを紹介してみます。
(1)幌延町
幌延町は、羽幌線の分岐点だったところであり、現在もバスはこちらから出ています。観光地としては、トナカイの観光牧場があるのですが、今回の旅行では時間がなく寄りませんでした。
(2)天塩町
天塩町は、北海道で二番目に長い川・天塩川の河口にある街です。今回の旅行では「てしお温泉夕映」を訪れましたが、温泉の方の記事で書いたのでこちらではパスです(笑)
(3)遠別町
(2)天塩町
天塩町は、北海道で二番目に長い川・天塩川の河口にある街です。今回の旅行では「てしお温泉夕映」を訪れましたが、温泉の方の記事で書いたのでこちらではパスです(笑)
(3)遠別町
遠別町は……旭温泉のある街です。バスは海岸沿いを走り、日本海がよく見えます。内陸を走る鉄道と比べ、ずっと景色が良いな、と思いました。
(4)初山別村
(4)初山別村
羽幌町は、北海道の離島・焼尻島と天売島に行く際の港がある街です。鳥見物には良いところらしいですねー。当然、今回の旅行では寄ってる暇はありません(笑)
非常に長いバス路線なので、行きも帰りもこちらのバスターミナルで運転手さんの交代がありました。
(6)苫前町
(6)苫前町
苫前町は、風力発電が盛んなんだそうです。バスからの車窓では、それらしいところがうまく撮れず、ちと残念……。おっかない話としては、恐ろしい獣害「三毛別羆事件」が起きたところでもあります。現在の日本ではくまモンなどかわいい熊のマスコットがいろいろとありますが、この事件を見ると熊がかわいいなんて言ってられませんよねえ……。
(7)小平町
(7)小平町
「おびらちょう」です。「しょうへいちょう」でも「こだいらまち」でもありません。
バスの終点・留萌市です。鉄道は現在もここまでなら運行されており、街の規模も大きいです。ただ、観光地は各所に点在しており自動車なしでは難しそう……というわけで、さらに南の「増毛町」まで移動してみる事としました。
(9)増毛町
(9)増毛町
留萌市からさらに17kmほど海沿いに行くとある街、増毛町。昔はニシン漁で大変栄えた街だったそうで、駅近辺に観光施設が集まっています。
丸一本間の流れを組む酒造会社「国稀酒造」、こちらは試飲ができる、との事で大吟醸酒、純米酒などいろいろ飲ませてもらいました。なかなかいける……という事で、300mlの小ビンを1つおみやげに買って帰りました。
立派な歴史資料館もあります。
片道3時間、往復で6時間の道のりは乗っているだけでちょっと疲れるものはありましたが、いろいろと面白いものを見る事ができて楽しい旅でした。機会があれば、またこの地方を旅してみたいものです。
片道3時間、往復で6時間の道のりは乗っているだけでちょっと疲れるものはありましたが、いろいろと面白いものを見る事ができて楽しい旅でした。機会があれば、またこの地方を旅してみたいものです。
晩秋の北海道の旅(4) 旧名寄本線をバスで旅する ― 2013年11月13日 14:24
前の記事でも載せた昔の北海道の鉄道路線図、水色で塗られた路線は「名寄本線」で、「本線」という名前ながら1989年に廃止されてしまいました。オホーツク海に面した都市「紋別」には現在はバスまたは飛行機で行くよりないのですが、今回の旅行ではこの名寄本線に沿って走るバスに乗って、紋別に行ってみる事としました。
名寄駅前です。昔は宗谷本線と名寄本線、深名線の分岐点だったという事もあり、かなり大きい駅でした。
名寄から、バスで東へ移動です。車窓では、牧場風景が広がっておりました。
68kmを走り、まず興部(おこっぺ)のバスターミナルに到着しました。ここで別のバスに乗り換えです。
さらに海沿いに25km走ると、やっと紋別のバスターミナルに到着です。
バスターミナルのすぐ近くに、紋別港があります。船がたくさんとまっておりました。
ちょっと昔っぽい飲み屋街もあります。
紋別の観光施設が集まる場所は、バスターミナルからさらに南に3kmほど行ったところにあります。てくてくと歩いてそちらへと向かいました。
流氷観光船「ガリンコ号Ⅱ」です。あと2ヶ月ほどで、氷の海をガリガリと進む事となるのでしょう。
あざらしの飼育施設「とっかりセンター」、料金が手頃(200円)だったの入場しましたが……
ちょうどタイミング良く、給餌の様子を近くで見せてもらえました! 飼育員さんの指示に(一部の除き)ちゃんと従うあざらしを見て、賢いのねーと感心しちゃいました。バタバタ陸に上がってくる様子は、なかなかかわいかったです。
紋別から、南西の交通の拠点・遠軽に向かうバスに乗りました。
遠軽駅に到着です。紋別にも、また機会があったら行きたいな、と思いました。夏に行っても、冬に行っても、また違った様子を見せてくれるかと思います。
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