台湾料理 紅四季2013年11月01日 00:08

 現在、福島県の実家に帰ってきているのですが、最近近所にできた中華料理店「台湾料理 紅四季」に行ってきました。

紅四季
 関東地方・東北地方にいくつか店のある、チェーン店のようです。公式ウェブサイトはどうやらないようなので、詳しいところはわかりませんが……店員さんは中国人のようでした。メニューを写真に撮ってきたので、せっかくだからひと通り貼ってみます。

紅四季メニュー1
 280円・380円・480円料理です。大連でもよく食べた干し豆腐の冷菜は「中国干し豆腐千切り和え」という日本語になってました。

紅四季メニュー2
 580円料理です。このへんから肉料理が出てきますねー。ただ、あまり大連で食べたような中華料理は少ない……かな。

紅四季メニュー3
 680円料理です。トマトと玉子炒め、大連ではもっと手軽な料理だったはずなのに、高いぞ! 台湾風豆腐というのは、どのへんがどう台湾風なのやら……

紅四季メニュー4
 680円メニューその2。辣子鶏、宮保鶏丁、青椒肉絲など見覚えのある料理が出てきます。

紅四季メニュー5
 780円メニューです。コマ焼き、って何だろう……?

紅四季メニュー6
 880円メニュー、および特別料理・スープ・お粥です。牛肉の四川風煮込み、というのは水煮牛肉でいいのかしらん? お粥は大連だともっと手軽な食べ物ですが、日本だといい値段ですねえ。

紅四季メニュー7
 揚げ物およびお子様セット、だそうです。お子様セットというのはいかにも日本的に思えますが、中国でも似たようなものって、あるんでしょうか?

紅四季メニュー8
 鉄板・鍋類だそうですが……むー、なんか違うような?

紅四季メニュー9
 点心です。中華ミルクマンというのは、大連の四川料理店で食べたことがあります! 日本人が何も知らずに見ると、「これ中華料理? ほんとにこんなのあるの?」とか思いそうです(笑)

紅四季メニュー10(訂正)
 飯類(ご飯物)です。炒飯はいいとして、「カイコ飯」ってなんだろう?

紅四季メニュー11
 飯類続きです。

紅四季メニュー12
 麺類です。「台湾ラーメン」は、名古屋に住む台湾人がつくった豚ひき肉・ニラを辛めに味付けして炒めたものを載せたラーメン……らしいです。

紅四季メニュー13
 麺類続きです。ソース焼きそばは中華料理じゃないだろ!いい加減にしろ!と思わなくもないですが、まあ細かい事を気にしてはいかんのでしょう(汗)

紅四季メニュー飲み物
 飲み物類です。日本でふつうに見る酒以外に、紹興酒と白酒(ニ鍋頭)があります! 二鍋頭は大連で売ってる価格と比べると凄く高いですが、輸入して持ってくる以上まあ仕方ないのでしょう。

紅四季ランチセット
 こちらは私が食べたランチセットです。ラーメンと料理、ご飯その他のセットで780円、なかなか手頃な感じで味も悪くなかったです。

晩秋の北海道の旅(1) 温泉めぐり2013年11月11日 09:02

 先週はずっと北海道に旅行に行っておりました。土曜にやっと帰ってきた、という事で、ジャンル別(?)に旅行レポをまとめてみました。

(1)長万部温泉
長万部温泉地図
 函館から札幌に移動するに際し、北の山側を経由するか、南の海側を経由するかで重要な分岐点である長万部(おしゃまんべ)ですが、ここの駅から歩いていけるところにまあまあの温泉がある、という事を知り、今回宿泊してきました。

長万部温泉1
 長万部駅を出て左を線路に沿って歩いていくと、こんな看板があります。ここを曲がると歩行者専用のでっかい跨線橋があり、渡るとすぐ温泉街に到着します。

長万部温泉2
 こちらが私の宿泊した「長万部温泉ホテル」です。

長万部温泉3
 「温泉ホテル」という名前から基本的に宿泊施設ではあるものの、日帰り入浴(温泉だけ入って帰る人)を大々的に受け入れています。1階と2階にそれぞれ入浴場があり、1階が日帰り・宿泊兼用のでっかい浴場、2階が宿泊者専用のやや小さい浴場、となっています。

長万部温泉4
 こちらが1階の浴場です。浴槽が2つに分かれておりまして……

長万部温泉5
 手前の方が41~43℃表記、

長万部温泉6
 奥の方が39~41℃表記です。入った感じでは手前43℃、奥41℃といったところでしょうか? 塩味が効いて弱い臭気・とろみもある、本格的な温泉です! これだけ鉄道で行き易いところにしっかりとした温泉が湧いているというのは凄いな、と思いました。

長万部温泉7
 ちなみにこちらが宿泊者専用の2階の浴場です。泉質は特に変わらない……と思います。宿泊は素泊まりで3,500円、格安でした。

(2)豊平峡温泉
豊平峡温泉地図
 札幌近郊の温泉といえば「定山渓温泉」が有名ですが、こういう都市近郊の有名な温泉というのは
・湯量が豊富
・泉質にはあまり特徴がない(あると温泉に興味ない人から嫌われる事がある)
 という心象があり、温泉好きとしてはあまり行く気がしませんでした。しかし、定山渓温泉のさらにちょっと奥に「豊平峡温泉」というかなり泉質の良い温泉がある!との話を知り、こりゃ行ってみる価値あるか、と訪れてみる事としました。

豊平峡温泉1
 札幌市街から定山渓温泉までは、南西方向にバスで1時間ほど。さらに+10分で豊平峡温泉に到着します。入浴料金は1,000円なのですが、定山渓温泉地域を中心に営業するバス会社「じょうてつバス」では、札幌市内からのバス往復+入浴で1,800円、という切符を出しており、今回それを利用しました。

豊平峡温泉2
 内湯と露天風呂があるのですが、床やら浴槽内の壁面やらに、カルシウムがびったりこびりついています! 成分表を見るとカルシウムの濃さ的にはそこまで凄い、というわけではないのですが、新鮮なお湯をガンガン流しているから、これだけカルシウムが析出する、のかもしれません。温泉好きなら、一度は行ってみて良い温泉では、と思いました。

豊平峡温泉3
 ちなみにここの2代目さんは以前札幌市内でインド料理店をやっていたそうで、食堂ではカレーが名物、という面白い(?)事となっています。せっかくだから私はラムカレーを注文してみましたが、カレーはもちろんですが付属のナンがうまい! ナンだけでも食べていっていいのでは、なんて思いました。

(3)旭温泉
旭温泉地図
 北海道北西部(天塩地区)には臭素系のにおいが特徴的な温泉がいくつかある、という事で、その中でも評判の良い「旭温泉」に泊まってきました。

旭温泉1
 私は今回路線バスで行ったのですが、バス停は温泉『入口』でありまして……

旭温泉2
 バス停から温泉まではさらに6km、行きも帰りも車で送迎してもらいました。

旭温泉3
 こちらが旭温泉です。送迎の車から降りると、独特のにおいがぷ~んと香ります! これだけで、ちょっと嬉しくなってしまいます。

旭温泉4
 男湯・女湯の浴槽は1日ごとに変わるのですが、これがけっこう違います。私が泊まった日は左が男湯で、2つの浴槽のうち片方は妙に浅くてぬるい、また色もいずれも茶色・薄濁りとあまり差がありませんでした。これに対し、朝に入った右の湯の方は片方が明るい濁った茶色(たぶんこれが旭の湯)、もう片方が泡が浮き黒っぽく透明感ある湯、はっきり違いがありました。常時こういうふうなのか、夜はかなり遅い時間に入った結果そうだったのか……宿泊で朝夕2回入った方が、こちらの温泉の判断には間違いがないかな、と思います。

旭温泉5
 ちなみにこちらには1泊朝食で泊まりました。朝食は簡易バイキングなのですが、でっかいカボチャの煮付けが北海道らしくて嬉しかったです。

(4)てしお温泉夕映
てしお温泉夕映1
 天塩地区でにおいが一番強いという温泉施設「てしお温泉夕張」にも行ってきました。

てしお温泉夕映1
 路線バスでここに行く場合、運転手に降りる事を伝えないと、こちらには寄ってくれません。ぼんやりしていると行き過ぎてしまうので注意です(笑)

てしお温泉夕映2
 温泉は評判通りの異臭、目がシパシパするほどの刺激感があり、来たかいがあった!という感じでした。ただ、一般の人にはあまり受けそうになく、経営に問題がないか少し心配です。「夕映」の名前の通り、日本海に沈む夕陽を眺めつつ温泉に入れる!という事なので、それを期待し時間を合わせ(16時頃)行ったのですが、この日はあいにくどんより曇り、夕陽はおがめませんでした。

てしお温泉夕映食堂1
 温泉を出たら付属の食堂へ……メニューにあった「週替わりランチ」が気になったのですが、ランチ(昼食)メニューで夜には出さないとの事、残念。

てしお温泉夕映食堂2
 そんなわけで、夜のおすすめメニュー「天塩川定食」(1,260円)を注文しました。

てしお温泉夕映食堂3
 地元の食材を(ある程度)使用した料理がいろいろ、おいしくいただく事ができました。

(5)豊富温泉 ふれあいセンター
豊富温泉地図
 日本最北の温泉地・豊富温泉。こちらは原油を掘ろうとして出た油臭い温泉が特徴なのですが、油臭いのはふつうのお客さんだと嫌う人も多い……という事で、ホテル・旅館ではお湯をろ過する等の処理が行われています。それに対し、湯治効果を期待する人のために、処理なしの濃厚な温泉に入れる日帰り入浴施設「ふれあいセンター」があります。こちらには以前一度来た事があるのですが、油臭さがとても印象的だったので今回再訪問してみました。

豊富温泉ふれあいセンター1
 ふれあいセンターの浴場は、一般客用と湯治客用の2つがあります。一般客用のはふつうの温度(42~43℃くらいかな)、湯花はろ過されています。これに対し湯治客用のはややぬるめの温度(40~41℃くらい)で湯花もそのままです。

豊富温泉ふれあいセンター2
 終了間際(20時頃)の訪問だったせいか、一般客用は無人でした(笑) 湯花はろ過されているものの、強い油のにおいは湯治客用とほとんど変わりません! アトピーで悩む湯治の人のまわりでお湯を楽しんでるのも気兼ねされますので、湯治用にちょっと入ってから一般客用にゆっくり、というのが温泉好き的には望ましい感じ、かな?

(6)豊富温泉 ニュー温泉閣ホテル
豊富温泉ニュー温泉閣ホテル
 豊富温泉での宿泊は、「ニュー温泉閣ホテル」にお世話になりました。泉質的には「ふれあいセンター」と比べ穏やかなものになっていますが、「ふれあいセンター」は日帰り入浴のみの施設のため、宿泊はできません。こちらは、

   ・歩いて3分以内に「ふれあいセンター」に着く
   ・有線LAN、無線LANが整備されていて、田舎なのにネットが快適

 と、私としては満足のできる宿でした。朝、豊富駅まで送迎してくれたのもありがたかったです。

晩秋の北海道旅行(2) 特急列車乗り比べ2013年11月11日 09:46

 北海道内の観光をする場合、鉄道か、バスか、レンタカー等のお世話になります。私は鉄道による旅が好きですが、北海道の鉄道会社「JR北海道」ではここ最近列車事故が続き、大きく問題となっています。少ない可能性ではありますが、『こんな状況で経営を続ける事はできない! 全部廃止すべきだ!』なんて話になっては大変だ、という事で、北海道内の走る特急にいろいろ乗りまくってきました。

(1)スーパー北斗
スーパー北斗地図
 「スーパー北斗」は、札幌と函館を海沿い経由で結ぶ特急です。今回、東室蘭~苫小牧間を乗車しました。

スーパー北斗外観
  海沿いで走りやすいせいか、振動はさほどでもなく快適でした。減速対応(以前は札幌~函館3時間20分が、現在3時間30分)効いているのかもしれません。

倶知安駅
 なお、ついでに長万部から北側をまわる路線(通称山線)にも乗ってきました。こちらは特急がなく、普通列車しか運行されていませんので、普通列車で移動しました。長万部から小樽までで3時間ちょい、遅いです。

(2)すずらん
すずらん路線図
  「すずらん」は、「北斗」とほぼ同じ経路ですが、札幌よりの電化された路線のみを走るので、車両は電車です。googleマップの乗り換え表示は、「すずらん」使用でも「北斗」 と表示される妙な仕様……なんで?

すずらん車両
 南千歳~東室蘭間を乗車しました。

すずらん車内
 こちらも路線がまっすぐで走りやすいせいか、快適に乗車できました。北斗と比べて混んでなかったのも良かったです。

RED BEAR
 ちなみに、こちらが東室蘭駅で見た貨物列車の機関車です。北海道は"RED BEAR"という愛称なんですねー。仙台付近だと「金太郎」をよく見ます。

(3)スーパーおおぞら
おおぞら路線図
 札幌と釧路を結ぶ特急「スーパーおおぞら」、先日トンネルで事故が起きた特急です。以前は札幌~釧路を3時間53分で走っていたのですが、現在は減速対応、4時間7分で運行されています。

あおぞら外観
 南千歳~新得間を乗車しました。

あおぞら車内
 「減速しててもけっこう揺れますよー」という話を聞いていたものの、さほどではありませんでした。大丈夫じゃん!なんて思っていたのですが……(続く)

(4)スーパーとかち
スーパーとかち路線図
 新得から折り返し、「スーパーとかち」に乗ったのですが……

とかち車内
 こちらがけっこう揺れるのです! 札幌~釧路で停車が少ないのが「おおぞら」、札幌~帯広で停車が多いのが「とかち」なのですが、停車の多さが負荷大きく、揺れも大きかったのでしょうか……それとも、たまたまでしょうか?

とかち外観
 同じく南千歳駅で下車しました。

(5)スーパーカムイ
スーパーカムイ路線図
 札幌と旭川を結ぶ特急「スーパーカムイ」、こちらも従来1時間20分が1時間25分と、減速対応が取られています。

スーパーカムイ外観
 こちらは、指定席に乗車しました。みどりの窓口で席を予約したところ「窓側空いてるところありませんが、よろしいですか?」と言われたのですが……

スーパーカムイ車内
 乗ってみたら、ずっと空いてる席、いくつもあるじゃないですか! 新千歳空港~札幌間は「快速エアポート」として運用されているので、そっちでの指定があったのかなあ……むーん。

(6)スーパー宗谷
スーパー宗谷路線図
 札幌と稚内を結ぶ特急「スーパー宗谷」、今回は豊富~名寄間を乗車しました。

スーパー宗谷外観
 名寄駅到着の様子です。

スーパー宗谷車内
 宗谷本線はもともと線がぐにゃぐにゃしていて速度が出せないため、乗り心地的には良かったです。ただ、名寄~幌延間は風景がちと地味ですねー。日本海側を走る旧羽幌線、オホーツク側を走る旧名寄本線と比べると、盛り上がりに欠けます。まあ、戦前だと敵国・ロシアに近い海沿いに重要路線を敷く、というのはあまり望ましくなかったのかもしれません。

お座敷列車外観
 宗谷本線は、「スーパー宗谷」のほか、ややスピードの遅い特急「サロベツ」が運行されていたのですが、現在車両整備のため運休となっています。代わりに旭川~稚内間で運行されている臨時快速に乗車したところ……

宗谷本線お座敷列車
 なんと、お座敷車両が連結されていました! 8人(4人×2列)座りのテーブルが4つあり、自由席で自由に座れます。 多人数の旅行だと、かなり楽しめそうですねー。

(7)オホーツク
オホーツク路線図
 札幌~網走を結ぶ特急「オホーツク」、今回は遠軽~札幌間を乗車しました。

特急オホーツク車内
 指定席を使用しましたが、 グリーン席と半分区切りの車両に座る事となりました。

特急オホーツク外観
 夜遅く(23時頃)札幌に到着です。今回の旅行で、青森~函館を結ぶ「白鳥」以外のすべての昼運行の特急に乗る事ができました。充実の旅行でした(笑)

晩秋の北海道旅行(3) 旧羽幌線をバスで旅する2013年11月13日 13:12

1980年頃の北海道鉄道路線図
 ↑は1980年頃の北海道の鉄道路線図です。黄緑に塗られた路線は「羽幌線」という名前で、1987年に赤字のため廃止となってしまいました。現在はバスのみの運行なのですが、この路線を運行しているバス会社「沿岸バス」が、1日(または2日)乗り放題の切符を販売している、という情報を得て、せっかくだからその切符を用いて観光してみる事としました。

 位置関係は、北から順に

幌延町~天塩町~遠別町~初山別村~羽幌町~苫前町~小平町~留萌市(~増毛町)

 となっています。この順で、見たところを紹介してみます。

(1)幌延町
幌延駅
 幌延町は、羽幌線の分岐点だったところであり、現在もバスはこちらから出ています。観光地としては、トナカイの観光牧場があるのですが、今回の旅行では時間がなく寄りませんでした。

(2)天塩町
 天塩町は、北海道で二番目に長い川・天塩川の河口にある街です。今回の旅行では「てしお温泉夕映」を訪れましたが、温泉の方の記事で書いたのでこちらではパスです(笑)

(3)遠別町

旭温泉入口
 遠別町は……旭温泉のある街です。バスは海岸沿いを走り、日本海がよく見えます。内陸を走る鉄道と比べ、ずっと景色が良いな、と思いました。

(4)初山別村
豊岬小学校
 初山別村は、日本最北の天文台がある村なんだそうです。今回の旅行では通過しただけです……「岬の湯」がなかなか良い、という話も聞いたのですが、ちょっと寄る時間がありませんでした。

(5)羽幌町
羽幌町中心部
 羽幌町は、北海道の離島・焼尻島と天売島に行く際の港がある街です。鳥見物には良いところらしいですねー。当然、今回の旅行では寄ってる暇はありません(笑)

羽幌バスターミナル
 非常に長いバス路線なので、行きも帰りもこちらのバスターミナルで運転手さんの交代がありました。

(6)苫前町

苫前町
 苫前町は、風力発電が盛んなんだそうです。バスからの車窓では、それらしいところがうまく撮れず、ちと残念……。おっかない話としては、恐ろしい獣害「三毛別羆事件」が起きたところでもあります。現在の日本ではくまモンなどかわいい熊のマスコットがいろいろとありますが、この事件を見ると熊がかわいいなんて言ってられませんよねえ……。

(7)小平町
小平町バス停
 「おびらちょう」です。「しょうへいちょう」でも「こだいらまち」でもありません。

旧花田家番屋
 ニシン漁の拠点だった「旧花田家番屋」があります。ここも、時間があれば寄りたかったですね。

(8)留萌市
留萌駅前
 バスの終点・留萌市です。鉄道は現在もここまでなら運行されており、街の規模も大きいです。ただ、観光地は各所に点在しており自動車なしでは難しそう……というわけで、さらに南の「増毛町」まで移動してみる事としました。

(9)増毛町
増毛駅前
 留萌市からさらに17kmほど海沿いに行くとある街、増毛町。昔はニシン漁で大変栄えた街だったそうで、駅近辺に観光施設が集まっています。

丸一本間
 明治時代に栄えた商家「丸一本間」の店舗・居宅が見学できるようになっています。

国稀酒造
 丸一本間の流れを組む酒造会社「国稀酒造」、こちらは試飲ができる、との事で大吟醸酒、純米酒などいろいろ飲ませてもらいました。なかなかいける……という事で、300mlの小ビンを1つおみやげに買って帰りました。

増毛歴史資料館
 立派な歴史資料館もあります。


 片道3時間、往復で6時間の道のりは乗っているだけでちょっと疲れるものはありましたが、いろいろと面白いものを見る事ができて楽しい旅でした。機会があれば、またこの地方を旅してみたいものです。

晩秋の北海道の旅(4) 旧名寄本線をバスで旅する2013年11月13日 14:24

1980年頃の北海道鉄道路線図
 前の記事でも載せた昔の北海道の鉄道路線図、水色で塗られた路線は「名寄本線」で、「本線」という名前ながら1989年に廃止されてしまいました。オホーツク海に面した都市「紋別」には現在はバスまたは飛行機で行くよりないのですが、今回の旅行ではこの名寄本線に沿って走るバスに乗って、紋別に行ってみる事としました。

名寄駅前
 名寄駅前です。昔は宗谷本線と名寄本線、深名線の分岐点だったという事もあり、かなり大きい駅でした。

名寄~興部車窓
 名寄から、バスで東へ移動です。車窓では、牧場風景が広がっておりました。

興部バスターミナル
 68kmを走り、まず興部(おこっぺ)のバスターミナルに到着しました。ここで別のバスに乗り換えです。

旧紋別駅
 さらに海沿いに25km走ると、やっと紋別のバスターミナルに到着です。

紋別港
 バスターミナルのすぐ近くに、紋別港があります。船がたくさんとまっておりました。

紋別飲み屋街
 ちょっと昔っぽい飲み屋街もあります。

紋別南部
 紋別の観光施設が集まる場所は、バスターミナルからさらに南に3kmほど行ったところにあります。てくてくと歩いてそちらへと向かいました。

ガリンコ号2
 流氷観光船「ガリンコ号Ⅱ」です。あと2ヶ月ほどで、氷の海をガリガリと進む事となるのでしょう。

オホーツクタワー
 海に飛び出た位置にある「オホーツクタワー」、海底の様子が見られる、との事なのですが、今回時間がなくて入場しませんでした。

とっかりセンター
 あざらしの飼育施設「とっかりセンター」、料金が手頃(200円)だったの入場しましたが……

とっかりセンター・給餌
 ちょうどタイミング良く、給餌の様子を近くで見せてもらえました! 飼育員さんの指示に(一部の除き)ちゃんと従うあざらしを見て、賢いのねーと感心しちゃいました。バタバタ陸に上がってくる様子は、なかなかかわいかったです。

北紋バス車内
 紋別から、南西の交通の拠点・遠軽に向かうバスに乗りました。

遠軽駅
 遠軽駅に到着です。紋別にも、また機会があったら行きたいな、と思いました。夏に行っても、冬に行っても、また違った様子を見せてくれるかと思います。