三陸の駅を眺める2012年03月23日 08:52

津波地図
 津軽旅行の帰り、盛岡から宮古まで移動しそこから南下、沿岸の街の様子を見てきました。上の地図の通り、北から順番に見て行ってます。

宮古駅前20120320
 まずは宮古駅前、パッと見津波の被害はほとんど残っておらず、街に活気もありました。もちろん被害は受けているのでしょうが、沿岸の中心都市だけあって復旧に力を注いだ、という事なのでしょう。

山田駅200120320
 次は山田駅前ですが……津波で流されて駅周辺はすっかり更地、何もありません。比較的大きめの駅だっただけに、ホームの様子が無残です。ただ、駅からやや離れたところにある道の駅が、スーパーみたいな感じになっていて賑わっておりました。

大槌駅前20120320
 続いて大槌駅前、こちらも何もありません。津波と合わせ、火災もあったようです。ただ、駅から少し奥のところにあるマイヤ(地元のスーパー)は12月に営業再開したそうで、こちらは賑わっておりました。

釜石駅前20120320
 釜石駅前は、新日鉄釜石の工場が元気に煙を出しておりました。やや内陸寄りだったのが、良かったんでしょうね。沿岸の方は、当然ヤバイわけですが……警察の建物がすっかりやられていたのは、ちょっと驚きました。

 大船渡駅前は先日行った時と同様、ほとんど更地状態なわけですが、なんと!駅近くにあった「ホテル福富」が完全復旧営業しておりました。融資を受けて、復旧頑張ったようですね。私が泊まった事のあるホテルだけに、嬉しく思いました。

大船渡のプレハブ仮店舗20120320
 こちらは、大船渡のプレハブによる仮店舗です。大船渡だと盛の街はあるとはいえ、やはりこちらはこちらで頑張りたい、というところなのでしょう。

陸前高田駅20120320
 陸前高田駅です。前回行った時観たのは45号線のみ、駅までは来ませんでしたが、当たり前の如くこちらもすっかり更地です。山田、大槌、女川同様の状態ですが、前後左右に見える広い一帯がすっかりやられているだけに、痛ましさも大きいです。

気仙沼駅20120320
 最後に気仙沼駅です。気仙沼も、45号線から市内に入る、鹿折のあたりはほんと酷い有様でしたが、気仙沼駅は陸寄りだったためだいぶ様子が違います。多賀城市でもそうでしたが、ちょっとした距離の違いで天国と地獄になる、それが津波だな、という事を改めて思い知った帰路となりました。

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